2024年2月10日土曜日

第1話: 堕ちても夢を諦めない

 僕は幼少期から漫画家になる夢を心に秘め、中学や高校時代も執筆に没頭していました。

 しかし、高校2年生の時、統合失調症により病魔に襲われ、入院生活が始まりました。

 1年の留年を経て、同級生よりも1年遅れで高校を卒業する苦しい道を歩みました。

 病気の痛みと向き合う中で、僕は人生の中での真の試練に直面しました。


 この暗闇の時期にも、僕は絶望に負けず、復学後に教会に足を運びました。

 そこで出会った信仰の光に導かれ、翌翌年には洗礼を受け、クリスチャンとしての新しい道を歩むことになりました。

 信仰は、僕が抱えた病気という試練に対して新たな力を与え、僕を再び未知の領域に挑戦させることとなったのです。


 病気の影響で漫画を描けなくなり、新たな現実に向き合うこととなった僕は、土方をしている親戚の手を借り、様々な工事現場や建設現場で働きました。

 絶え間ない努力と向上心で、僕は数社を転々とし、ガテン系の仕事にも精を出してきました。

 困難な状況にもめげず、生きる力と覚悟を養っていったのです。


 そんな中、発病から14年が経ち、30歳になった頃、僕は教会での奉仕活動を通じて日曜学校の先生として活動するようになりました。

 聖書をベースにした紙芝居を作り、子供たちの前で披露する中で、再び絵を描く喜びを感じ、漫画やイラストの制作に取り組むようになりました。

 僕の心に眠っていた『描く』才能が、新しい可能性を切り拓くきっかけとなった瞬間でした。


 そして、その才能の復活が新たな扉を開くこととなりました。37歳の頃、僕はメンタルヘルスマガジンでの連載漫画家としての活動をスタートさせ、自らの経験や信仰をもとに、心の闘いや希望を描き出していきました。

 その作品は多くの読者に感動と勇気をもたらし、僕の挫折からの復活が物語となって広く知れ渡るようになりました。


 このブログは、僕が乗り越えた苦難と希望に満ちた軌跡を通じて、同じ病気を抱える人々に寄り添い、励ましと勇気を幸運へのヒントを届けることを目的としています。

 僕の物語を通して、どんな厳しい状況にあっても立ち上がり、夢を諦めずに進み続ける力強いメッセージを発信していきます。





自著

 

アート活動(パラリンアート)

 

アート活動(ドアレスアートオキナワ)

 

 

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